2012-01-28

ドブラックナーフェンの肖像 / 茂木大輔

茂木大輔 著「オケマン大都市交響詩 オーボエ吹きの見聞録」の中の掌編。

小説? スケッチ、と呼ぶのがぴったりだ。
音楽とオーケストラへのいとおしさを、絵筆と絵具にして描かれたスケッチ。

ある男、作曲家であり指揮者である男の姿がさらさらっと描かれている。
冗談で設定されたドブラックナーフェン氏にまつわる、魅力的なエピソード。

淡々とした文章の向こうからユーモアがほんのり香ってくる。
ニヤッとさせられつつ、音楽に満たされる幸福も伝わってくる。
こんな指揮者のもとで演奏したらドキドキわくわくするだろうねえ…