2011-07-25

嶋基宏選手のスピーチから ~ 7/24仙台

7月24日、仙台でのプロ野球オールスター戦
嶋基宏 楽天選手会長のスピーチより一部分

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僕たち野球選手の使命は、野球の魅力や、そこから生まれるドラマを通じて、「ヒトの生きる力」に貢献する事だと思います。
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 《生きる力に貢献すること》
これだろう。これに尽きる。
「野球」の部分を、さまざまに置き換えるなら、全てのスポーツ、芸術に当てはまる。

今までスポーツ選手やタレントさん達の「勇気を与えられるように頑張ります」的発言を見聞きするたび、違和感を覚えていた。

与える って、上から物を言ってるよね?

スポーツ選手もアーティストも芸術家も、自分の芸で人様からお金を頂くことによって、食べていける。
自分の芸で、お客様が「生きる勇気が出た」「頑張ろうという気持ちになれた」と思ってくれるなら、幸せ。一人でもそう思ってくれるなら。
野球の神様の前であるいは芸術の神様の前で、謙虚に頭を垂れて、神様が自分の芸に降臨してくださることを願い、その素晴らしさをお客様に伝えることに全力を尽くす。その結果として、お客様が「元気が出た」と思ってくれるなら、幸せ。
生きる力とか勇気とか、それは選手やアーティストが与えるものじゃない。選手やアーティストを通して、スポーツや芸術が与えるものだ。
選手やアーティストは、それに貢献するために存在する。

嶋選手の言葉の通り。

貢献できるようにがんばろう。

2011-07-21

Chanson de Pâtre (羊飼いの歌) / Gounod

音楽が清々しい風になったみたいだ。澄んだ美しさ。
グノーの歌曲。

夏(春かもしれない)の丘、そこここに草を食む羊たち。
ゆるやかな時間の中で、主人公ひとりが心を弾ませている。
遅い夕方、ゆっくりゆっくり空の蒼が濃くなるだろう。やがて金星がひらりと光る。
そしたら砂浜へ行こう、金髪の少女を待つんだ。

草の香り、風の肌ざわり、空の高さ。そして主人公のドキドキ。
さわやかな、みずみずしい曲だ。



2011-07-10

宇宙生物学とET探査 / 大島泰郎

かなり前に出版されたものだから、今では古書店でしか目にする機会は無いかも。
専門書ではない。一般向けに平易に書かれた入門書だ。
ずば抜けて面白い本でもない。身も蓋もない言い方をすれば平均点な本。

だが心に残っている本だ。わずか4行によって。
「地球外生命への送信」と題された節のなかの、生物手紙について述べられた部分、その末尾4行。
宇宙生物学というものがもたらす夢のうちで、最もロマンティックなものの一つがそこにある。
わたしたち地球の生命はじつは宇宙からの手紙じゃないかと・・・


2011-07-02

秋の空  八木重吉・畑中良輔

八木重吉の詩は深い。
心を打たれる人はきっと多く、だからその詩に作曲する人が何人もいる。
畑中良輔さんのこの曲。心にしみる。
いま苦しい思いをしている人の、苦しさを少し外に出してくれて、ふわ、と寄り添ってくれて、一緒に苦しんでくれて、ジョウロで花にほろほろ水やりするみたいに静けさと愛をそそいでくれるような。

たとえば、
生きていることが重過ぎて、重さにひしがれている人に。生きることをもう手放してしまいたいと思ってしまう人に。
届いてほしいと願う曲だ。