動物を主人公にした物語もかなり好きだ。
しかし動物を主人公にした物語、いろんなタイプのものがある。
好きじゃないのは、動物の価値観や行動基準が「それ、まるっきり人間だろ」と言いたくなるタイプの作品。
動物を主人公にした意味がない。人間を主人公にしとけばいいじゃん。
だが動物の価値観や行動基準なんて、本当に知っている人間はいない。どうしてもある程度は、自分たちの考え方に引きつけて想像せざるをえない。そこは仕方ないところ。
「スマリの森」はちょっと風変りなマンガだ。
登場人物は、見た目は人間だ。
が、じつはキタキツネだ。
この設定、うまいなあ~といつも思う。
読む側は、イケメンさん(じつはキタキツネ)やかわいい男の子(じつはキタキツネ)に感情移入しやすくなるから、ちょっと人として変な行動をされても、仲間意識というか親しみをもって読み進められる。
そして人間ぽい言動をされても、見た目人間だからあまり違和感がない。
それにしても…遠藤淑子さんならではの絵の上手くなさ。じんわり気持ちが温かくなる話し運びの上手さ。